キャスター角の調整。
他のアライメントをいじったときや、大きくぶつけたときは、キャスターを確認します。
調整の前に測定です。
前後のタイヤを外して、たいらな板の上にシャシを載せます。

がんばって、ナックルの前のところをキャンバーゲージで測ります。
かなり怪しい測り方です。
ナックルの測るところの長さが短いので、測定誤差が出やすいです。
なので、気合を込めて測ります。
キャスターを測るときに、キングピンを延長して、そこで見れるようにすれば、誤差は少なくなります。が、左右のキャスターの違いが気になって、夜眠れなくなりそうです。
調整をします。ネジの締め込みなんかもうまくいかないこともあり、左右で角度が違うことはよくあります。そこは涙をのんで、キャスターのシムで調整をして、左右同じ角度にします。
190802追記
ある男から、「連載見て夜も眠れなくなって買ってきた」と写真と共に連絡があった。

ぼくもキャスターはまぁまぁでいいかと思っていたけど、この知らせと、
これを見ると、なんかちゃんと見ておきたくなった。ターンバックルをくるくる回せば調整できるトーインやキャンバーと違い、シムで地道に合わせこんでいくキャスターをちゃんと調整しようとなると、結構大変な予感が。
でも、その衝動に抗うことはできず、キャスターをちゃんと測ってしまいました。

すると・・・。
キャスターは6.8度(くらい)。
あれ、ナックルで測ると5.5~6度くらいだったのに。あれ、もしかしてナックルのキングピンが通る穴とゲージ当ててた面って、平行じゃない?抜き勾配がついている可能性は十分にある。まぁこの辺は
松井さんにパスしておこう。
んで、反対側も測ったけど、ほぼ同じくらいだった。片巻もせず調子がいいのは、ここもしっかり同じだからかなぁと大きく安心しました。